チチブの不思議(97.11.10)

我が家の60センチ水槽に、ちょっと不思議なことが起きている。 水槽にはバス2匹と大型のギル1匹、中型のフナと4〜5センチのチチブが生活している。    どう猛なバスからすると、食べるに手頃の大きさなのに、このチチブは食べられずに半年以上水槽の中で生きている。   あれほど、なんでも見境のない食べ方をするバスがなぜ食べないのか不思議でしかたがない。  このあいだなどは、じぶんの体長の数倍もあるギルを襲って撃退している姿を見ることができた。  日本原産のこの小さなチチブにはなにかバスを寄せ付けない原因があるはずである。

ウナギの不思議(97.11.13) 

チチブの不思議はバスアカデミーの淀さんにメールを出して聞いてみたが、本日、もう一つ不思議なことに気がついた。チチブとは別の水槽で30センチくらいになったバスとウナギを飼育しているのだが、ウナギは何を食べて生きているのかわからない。というのも、バスには生き餌をやったり、魚の切り身をやったり、ちくわをやったりしているのだが、ウナギは昼間は砂利の下にもぐっていて私たちが眠っている間に砂利から這い出して水槽の中を動き回っているようである。 とくにこの1年半ウナギ用に餌は与えていないのだが、バスと共に生き続けている。  バスの餌は余分にはやらないので(水槽が汚れるから)バスの食べ残しもほとんど無いはずだし、はたして何を食べていきているのだろうか? 水槽の中には何もないはずだ。水草もそちらの水槽には入れていない。 あるのは水と砂利とバスのフンだけ....まてよ、ひょっとするとバスのフンを食べて生きているのではないだろうか?そうだ、それ以外考えられない。 昨年の土用の丑に料理屋からいただいて飼育しているのだが、しばらく水槽に入っていることさえ忘れていた(砂利にもぐっている為)こともあった。  水槽の掃除をするとき砂利の中からニョロニョロと出てくることで、あっとこいつもいたんだっけという感じなのである。 これが事実なら、バスが餌を食ってフンをして、そのフンを夜中にウナギが食べて、そのウナギのフンをバクテリアが消化して....という理想的な循環ができているのではないだろうか?