投げ餌にパクつく我が家のバス(9月1日〜2日)

久しぶりに会社から帰ると、テトラクリル(干しエビ)がなくなっているのに気がついた。わたしも会社が最近忙しくて、バス君の相手をしている時間がなかったのだが、ここ2日ほどはなにも与えたいなかったので、かわいそうに思い、家の冷蔵庫の中に残っていたかまぼこを板からむしり取ってバスくんに与えることにした。
3センチくらいの大きさにちぎって水槽に投げると1投目は水面下2〜3センチのところでバシュッと音を立てて食いついた。 おもしろくなって2投目、3投目を投げ入れると驚いたことにかまぼこが水面に到達する前にバスが食いつくのである。 わたしが30センチほど先から水槽に投げ入れる方向を正確に見ているのである。 我が家の珍犬しろも同じようにたべものを5メートル先くらいから投げてもうまく口で捕らえることができる。 魚がそんな知能をもっているのだろうか?3分の1くらいが残っていたかまぼこはとうとう、全部我が家のバスくんの腹の中に入ってしまったのである。これはおもしろい。ビデオでも撮れれば、絶対にテレビでも放映してもらえそうだと思ったくらいである。 しかし、最後のほうになると、口を大きく開けて体をふくらます行動(これがなにを意味しているのかはわからないが)をしたかと思うと、いきなり水槽の中をしばらく暴れてから底に沈んでぴたっと動かなくなってしまった。
かまぼこを食い過ぎたバスも気分が悪くなったんだろうかと心配していたが、翌朝のぞいたら、またしっぽを振ってきて餌のおねだりをしたので、安心した。

結局、かまぼこは食べてから吐き出すこともなかったようだ。 ブルーギルにもかまぼこをやろうとしたが、口が小さいので全部入るまでに他のギルに奪われたりしている。 しかも、バスが空腹状態の時はさきほど述べたように食べる勢いが全く違い、バスの独壇場になっている。 バスが食べるのをやめるまではギルの出番はないようだ。