水換えに半日
(2000.5.20)

土曜日は午前中、お仕事だったので、帰ってきて水槽を見るともうアオコだらけで、魚の姿が見えなくなってきた。しかも、庭の池(写真左)も水の色が濃緑色になっており、中に魚がいるのかどうかもわからないくらいのひどい有様であった。
一念発起して、水換えをすることにしたのだが、これも一気にやらないと、気が失せることになる。
今日のようにお天気がいいと、水換えも気持ちがいいのだが、場合によっては、寒い曇り空の下で、合羽を着ながら水換えすることだってこれまではあった。
しかし、いい年こいた中年が、いつまでこんな魚の為に半日を費やさねばならないのだろう。
動物を飼育するって半端じゃないよね。



ブラックバスもブルーギルもフナ、カワムツ、ザリガニ、ウナギ、エビ、ドンコ、カワニナ、イモリ、....全部、この車庫の中に作った研究所(?)の一区画で飼育されている。
まず、ヒーターは使用していないので、温度は全くの自然任せということになる。
しかし、この車庫は幸い真夏でも日陰で比較的涼しい。しかも、車庫内なので、下はコンクリートときており、水換えは遠慮なく、ホースでジャバジャバできる。家の中で水槽を置いて飼育していたときはそりゃまあ大変であった。
新聞紙を回り一面に敷いて、それから水を抜いて、重たい水槽を抱えて外へ持ち出し、中庭で水槽を洗って、また、水槽を元の場所までもってゆき、水を入れて、浄化装置をセットして、それから、温度が一定になるまで待ったり(熱帯魚なんかは).....そういう事がないだけ楽かもしれない。

息子が去年夏に高野川で釣ってきた大ブナと娘が小学生の時に高野川ですくってきたコイの稚魚がもう同じような大きさになっている。コイはやはり成長が早いようだ。
写真では、それほど大きくは見えないが、このフナはかなりの大きさである。
最初、息子が持ち帰った時はコイだと思ったほどである。
夏になって、外での環境はアオコ発生には最高の条件のようであり、1週間もすると、また水が緑色にかわってきてしまうのである。息子が小学生の時は水換えも一緒にできたから楽しかったが、今は親父一人でやらねばならなくなり、なんだか淋しい気もする。水が美しくなって、アオコで隠れていたバス君の姿が久しぶりに鮮明に見えるようになった。
今日は、めずらしく、水換えをしてからしばらくすると餌をさがすような動きをしはじめた。(普通はいつも、水換えして1日はストレスで餌を食べないのだが)そこで、干しエビを水槽全面で手で上下に動かして、バスの目玉がそれを追っていることを確認してから、水槽に入れた。そうすると、上に浮き上がってきて上に浮いた干しエビを目の前で口に入れてくれた。しかし...しばらくするとガバーと口を開いて吐き出してしまった。よくわからないが、飲み込んでしまう時と吐き出すときと食べる時の勢いも違うようだ。仕方なく、夕食のおでんの用意をしている妻の横からちくわを半分いただいて、ちぎって入れると、ちくわが水槽の上から15センチほど沈んだあたりで、パクッと食いつき、今度は完全に食べてしまった。