『消費期限』と『賞味期限』の違いについておしえてください

『消費期限』とは決められた方法で保存した場合(冷蔵など)、安全に食べることができる期限を表します。 製造日を含めて5日間程度の比較的品質劣化のスピードの早い食品に表示されています。 一方『賞味期限』とは、決められた方法で保存した場合(常温など)、品質が保持され、おいしく食べることができる期限を表します。
よく『期限表示を一日でも過ぎたら食べられませんか?』という質問を耳にすることがありますが、消費期限は、たしかに弁当や惣菜、サンドイッチなどといった品質劣化が速い食品に表示されているので、この期間をすぎたものを食べると、食中毒などの健康被害が発生するおそれがあります。一方『賞味期限』は清涼飲料水、ヨーグルト、冷凍食品など、品質の劣化がゆるやかな食品に表示されます。 これらは、期限を一日過ぎてしまったからといって、すぐに食べられなくなるわけではなく、食品の製造業者もある程度の余裕をもって設定している場合が多いようです。
ただ、注意しなければいけないのは、『消費期限』も『賞味期限』も決められた保存方法で保存した場合の期限ですので、この保存条件を守ることが前提です。
増して、商品を開封してからは、劣化が早まりますので、開封後は早めに消費することが身の安全を守る上で重要なことです。
かまぼこについては、冷蔵(10℃以下)の条件での賞味期限表示をしております。 この条件で保管しておれば、賞味期限をすぎてもすぐに健康に害を及ぼすような劣化が起こっていることはまず考えられませんので、あくまで、めやすとして考えていただければ結構です。
でも、生鮮食品であり、購入後はなるべく新鮮なうちに召し上がっていただくことが最善であることは言うまでもありません。
水産練製品は、食中毒菌が死滅する80℃-2分以上の加熱殺菌をして製造されているので、開封して放置したりしなければ、食中毒をおこす可能性は極めて低い食品です。